想いを表現していこう

クリスマスが近いですね。

わたし、友人へのプレゼント選ぶのが大好きで、毎日プレゼントのこと考えたいからサンタクロースになりたいなって本気で思ってたことがある。

ちなみに本人が欲しがっているものをあげるウィッシュリスト系ではなくてね。相手の個性とかその人の潜在的な一面とかを考えたり分析するのが好きで、そうした誠に勝手な私の視点から選ぶ時間が好きなのです。私があげたいものを贈るだけなので、貰った当人が喜ぶかどうかは別である。きっと今これを聴いたら何か響くものがあるんじゃないかと勝手に曲をセレクトしたCDとか送ったりとかね。これ信頼関係がないと失敗するやつだね。(サンタクロースへの道は遠いぞ。)


あの、小中学生の頃によくやった、皆でぐるぐる回すプレゼント交換も大好きでさ〜~!どんなものが当たるかは二の次。それよりも皆がそれぞれどんなプレゼントを選んできたかを知るのが好き。あとで答え合わせした時に「この人はこういう考え方/センスなんだな〜新たな一面発見〜!」って具合におもしろかった。おもしろいよね?だって、自分が欲しいものじゃなくて、誰か(不特定)にあげるモノを選んできているんだよ。どうしてそれを選んだのかとか、それぞれに選んだ理由や背景が違って興味深い。


そうそう。

で、プレゼントって「物」が主体じゃないと思うんです。そこに込められた「想い」が本来の主体だなって。

誰かが誰かに「贈りたい」という気持ち、「感謝」の気持ち、「これからも応援しているよ」「ずっと見てるよ」「あなたが好きだよ」の気持ち。親から子へも、恋人同士も、友人同士も、仕事関係の人へでも、好きな芸能人へでもみ〜〜んな、想いが込められていて、そこが素敵だなぁって思うんだよね。

「想い」って、自分の頭の中にある、いわゆる思考の段階では見えないんだよね。届かないとは言わないけど、届いてるかっていうと、まぁあんまり届いてないんじゃないですかね。残念ながら誰もがテレパシー使える世の中ではないので…。だから、思考は言葉にしたり、行動にしたり、モノを通じて表現したりすることで、ようやく目に見えたり知覚できる。相手に届く一歩が踏み出せる。プレゼントの起源は想いだなって話し。

 


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【手紙を出す話】


わたし、去年からファンレターをだすようになったんですよ。あまりにも素晴らしい少女漫画と出会いまして、もう、想いが溢れすぎて「この感動と感謝を伝えねば!!」って。手紙をね、編集部宛に出しました。たぶん対象年齢高校生とかの少女漫画なんですけど、アラサーのワタクシ、勇気を出して送りました。返事とか反応とか特になんにも期待してなくて、ただただ想いを書いて送ったことで満たされた。すごい。満足感がすごいの。

これまでもアマゾンレビューとか?映画の感想とか、個人的なツイートだったりではつぶやいたりコメントしたりしてきたわけだけども。ファンレターって、ちがうんだよね。まず、手書きだし。相手に直に読んでもらえる(であろう)ものだし。緊張感となぞの重みが、既に存在している。

でもね、読む相手のことを考えながら言葉を選ぶのって、とても幸せな時間だった。「あぁ、私はこういうところが好きなんだな」って自分の「好き」を見つめ直すこともできた。レビューコメントはなんだかんだ結構独りよがりだし、評価なんて、お前何様だよ目線になりがちなところあるじゃん…。でも、お便りってちゃんと人から人に届ける物の形をしていて、それが例えハガキ一枚であろうとメール一つであろうと、文章を考える時間はプレゼントを選ぶ時間と同じくらい楽しい時間だなぁって思ったんだ。


「思考を言葉にする」+「行動に移す」ことは、自分への影響もこんなに大きいのか!って発見だった。一種の開放感があった。たぶん、これまでは思考を自分の頭の中に留めておくことが「周りに迷惑をかけない平和な選択」だって思い込んでいたんだよね。「好きです」って告白しない方が相手のため、みたいな奥手思考×100の人間だったから。

だからまぁ、この体験で満足した私は、今年も手紙を書いたり企業にもメールを送ったり心がけるようになりました。「声をあげることが大事」って、これまでなんかデモとかクレームとかそういう暗いイメージがあったんだけど、ポジティブな一面もあったんだね。知らなかったよ。感動とか感謝とか喜びとかそういうHappyなメッセージなら何百通でも出すよー!だってこっちも楽しいから!

 

ちなみに、今年うたプリ劇場版の反響を知ってるプリンセス達には周知の事実だけども、イオンシネマさんをはじめ、映画館に要望だけじゃなくて「ご意見カード」に感謝の気持ちやコメントを寄せたパワー、すごかったよね。

上映は24日まで!
「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」

8番スクリーン奥に設置しているコメントブースですが
めちゃくちゃに集まっております!
ありがとうございます!
文字数的に収まらないので画像をご覧下さい!
ご来館の際には是非ご覧下さい! pic.twitter.com/A9tmiN2iM6

イオンシネマ幕張新都心㌠ (@ac_makuhari) 2019年10月22日

 

イオンシネマ港北ニュータウンさんのうたプリのご意見カード、相変わらずすごいことになってた pic.twitter.com/19ULwExqQw

— ひかり (@ppoo71) 2019年12月5日

 

すっごくない??

物理(紙)の力~~!笑

問い合わせしたり要望送ればなんでも希望が通るってわけじゃないけれど、でも、この愛あるコメントカードたちは企業さんの中の人を動かしたきっかけになったよね。伝えようと動けば、伝わるんだね…。


なんでこれまで感想や好意の表現を「迷惑かも」と思い込んでたんだろう。

みんな、誰かに「好きです」って言われたら嬉しいものじゃんね?

どんどん表現しよう。

 

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手紙やプレゼント、これらはもらって当たり前のものじゃないからこそ、価値があるのかなって思う。「記念日だからプレゼントを」という図式が常識になってるけど、それじゃ「記念日」という義務のものにならないか?ってたまにモヤる。誕生日だから、クリスマスだから、とか。お歳暮とかお中元とか。

なんか、原点に立ち返って、「相手のことを想ってる気持ちを表したいから、贈る」行為ということを思い出したいなって思いました。モノが主体じゃない。そこに込められた想いや背景を感じ取りたい。

あとね、これまでは「もらう方が得をするじゃん」ってどこかで思ってたんだよね。でも、去年から意識が180度変わった。これは、贈る方がすでに満ち足りている。むしろこの気持ちが溢れ出て持て余しているから何かしらの形にしないと気が済まない、というレベル。何か贈らせてくれ……それだけの恩がある……。お花でも贈らせて欲しい製作者の方々…。

クリスマス前の今の時期、たしかに「小売商戦」な一面もあるけど、純粋に誰かを思って選ぶ気持ちを公に楽しめるチャンスでもあるなって。誰かが誰かを想う、そうした無償の愛があちこちにあって、そうした気持ちで世の中が優しい空気に包まれたらいいなと思う。


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【想いを届けなくちゃの話】


あとね、今年の7月に初めてはてなブログ作って記事を載せたんだけど、思いのほかたくさんの人が読んでくれて(Twitter拡散してくれて)、その何が嬉しかったかって、RTやいいね数よりもRTした先で反応のコメントがあったことなんだよね。(全部スクショしてある。)

これまで基本鍵垢の読み専で生きてきたから、自分の書いたものが拡散されたり反響があったのは初めてで。まぁそれは置いておいて。ここで初めて気づかされたのが、『数ではコメント(反応)まで伝わらない』んだということ。


いいねやRT通知は確かにいくけど、リプやコメ付き引用RTがない限り、ツイ主へ感想や好意的な反応は届かないんだ。

 

ざっくりだけど、いいね数1000件・RT数500件、RT先で反応コメント見れたのがその10分の1(50件〜)くらいで、直接リプライ貰ったのが5件くらいだったんだけど、(もちろん無言で読んでくれた数はその倍なので本当に感謝)

1000分の5という比率を知ったんですよね。その時、火がつきました。

「これは…!

好きな人や好きな作品があったら直に声を届けていこう!!」って。

 

感動した気持ちを、手紙で、メールで、リプライで届けるしかねぇ〜〜~!って。

 

伝わって欲しいし、伝えたいって思った。だっていいね数が増えるだけじゃわからない、好意的な反応ってもらえたら嬉しいもん。(※念のため、私自身は反応が欲しくて発信しているわけじゃないのでお気遣い不要です)

そうだったのか…これまで無心でいいねボタン押してたけど、それは独りよがりな行為だったのだ…。

 

思考は言葉にしないと伝わらないんだな。

当たり前すぎる事実。

 

でも反応を相手に見えるように表現するのって、とても苦手なんだな。食レポとかも苦手で。食べた瞬間に「美味しい!」って表情や声で反応できる人、心の底から尊敬しています。いや~、なんでできないんだろう。美味しいんだよ。でも、なんかいい表現したい…とか考えたら何も言えなくなっちゃうタイプ。

でもこれも同じで、食事を用意する側からしたら「おいしい!」って満面の笑顔とか驚きの表情で表現されるだけで、もう、嬉しいよね。素直が一番なんだな。

思考を言葉に、言葉を行動に、行動を習慣に、習慣を人格に、そして人格を運命に変えていこうと思いました。思っているだけじゃ、念じているだけじゃ、人は動かない。いつでも素直に謙虚に正直に。良いと思ったものを良いと表現する。楽しいことだけ追いかける。自分の「好き」を見つめる。そうして過ごしてたらこの半年はあっという間で、とっても楽しかったな。

 

 

 

〇結論:

みんな、手紙、書こう。楽しいよ。

ほら、そろそろ年賀状の季節だし!

 

あと、感想とかレポとか、ブログに残しておくとあとで知りたい人が見つけやすいのでおすすめだったりするよ。

www.jigowatt121.com





2019年を振り返ろうと思ったら、このブログを開設した7月が一つの転機でありまして、これも一つ、「思っていることを文字に起こして公開すること」の力を感じた次第でした。誰にどう届いているかはわからないけれど、読んでくれた人、どうもありがとう。星座の話から始まったのでブログタイトルがあれですが、特に深い意味はありません。これからも思い立った時に個人的な長文をつらつらと残していこうと思います。