巡る季節と真綾ちゃんの曲

 

みなさんこんにちは。

今日は私の大好きな坂本真綾さんの曲の紹介です。

 

 

坂本真綾さん(以下、真綾ちゃん)と言えば、今月11月27日に『今日だけの音楽』というタイトルのアルバムが発売されます。「既発表曲を一切入れないフルアルバムは『少年アリス』以来、実に16年ぶりとなる」んですって!全人類、予約した? もうコンセプトやタイトルからして最高の予感しかしないよね。

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今日はですね、その新作もぜひ試聴して欲しいし宣伝したいのだけど、その前にまずは真綾ちゃんの曲をあまり聞いたことがない人がいるかもしれないな?ってことで、既発表曲の中から、この季節に聴きたい曲をプレゼンさせて下さい。

 

 

そもそものきっかけは、先日10月24日のTwitterトレンドに「坂本真綾」さんの名前が入ったこと。(12/4発売のKinkiKidsさんの新曲の作詞を担当されるそうです。すごい!)世間が注目してくれることに喜びつつ、同時に少~~し気になったのが、もしかして真綾ちゃんのことを知らない人がまだ世の中にいる…??ということでした。 わお、本当に?真綾ちゃんの魅力は語り尽くせないほどあるよ。今こそ知ってほしい!

大丈夫、全然遅くないよ。来年で25周年だしエピソードやお仕事については語ると長くなってしまうから(真綾ちゃん大好き芸人)ここでは割愛するけど、とりあえずは、曲を、聴いて、くれー!!

 

オタ目線だけど、真綾ちゃんの曲で有名なのはアニメ:エスカフローネの「指輪」、さくらちゃんの「プラチナ」、ラーゼフォンの「ヘミソフィア」、マクロスFの「トライアングラー」、FGOの「色彩」辺り、なのかな。みんな、たぶんどこかで聴いたことあるはず。

でも、真綾ちゃんの曲はアニソンだけじゃないんだ。アップテンポなメロディもクリアな歌声も最高だけど、しっとりしたバラードや、日常に溶け込む音楽、そして特に歌詞がじんわりしみわたるところが最高に良いの。絶対に、絶対に、人生のBGMになる音楽、それが坂本真綾願わくば、これまでの既発表曲、すべて聴いて欲しい。老若男女聴く人を選ばないから。

 

…と布教に熱が入るところだけど、さすがに全部は難しいので。 そこで「秋から冬に聴きたい」「季節を感じる」テーマで数曲、セレクトしてみました。(主に私が「歌詞」から季節を連想するものが中心。)

 

ぜひリスト作って聴いてみて。たぶん1曲からでもダウンロード販売してる、はず。でも、できたらアルバムを買うのがお勧めです。もう、これは本当に。アルバムという一つの世界観と作品が最高なので。通学中も通勤中も車でも家でもどこでもずっと聴いていたくなります。実際、私の生活においてこの時期(秋から冬)に必ず思い出すテーマソングになっている曲たち。聴いて下さい、それでは、どうぞ。

 

 

【秋冬に聴きたい坂本真綾の曲リスト】

 

1.『月と走りながら』

“夏の匂いを 忘れるような

秋の気配に 包まれる夜“

この曲は、月がきれいな夜の帰り道に、月を見上げながら必ず思い出す曲です。

“月と 走りながら~”という歌詞が、メロディと一緒に思わず口からこぼれます。

片想いの切なさがギュッと詰まったストーリー性のある歌詞なので、歌詞を見ながらぜひ聴いて下さい。静かなメロディで、夕方から夜に聴くのが本当にピッタリです。

 (アルバム「夕凪ループ」収録)

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2.『僕たちが恋をする理由』

“オリオン星(ぼし)を見つけたら 胸が優しくなるわけは

どこかの街で見上げてる 君の背中が浮かぶから“

この歌はね、オリオン座が見える時期に必ず頭に浮かびます。

(たぶん真綾ちゃんファン全員同じ現象起こる)

“風が冷たくなるわけは”という言葉が歌詞にもあり、秋から冬の時期を連想させますね。11月の今の時期にピッタリです。

 

お願いだから……全人類この曲を聴いてくれ……名曲なんだ……。

静かなピアノのメロディに合わせて弾き語るように紡いでくれる言葉をゆっくり味わっていると無意識に泣けてきます。人生に悲しいこととか辛いことがあった時にも寄り添って慰めてくれるような歌だよ。もちろん、恋の歌だから片思いしている人にもグッとくるはず。

 

この曲はベストアルバムの「everywhere」にも収録されているけど、ぜひ、ぜひ、「30minutes night flight」(サーティーミニッツナイトフライト)のアルバムを買って。この30minutes~のアルバムは、キャッチコピーが「眠れない夜を過ごしたことがある、すべての人へ。30分間の夜間飛行」(引用)というもので、全曲合わせて30分ちょうどで終わるミニアルバムなの。飛行機に乗っている時間のような、ショートトリップする感覚になれる。ちょっと現実逃避したい時とかにもオススメ。

(アルバム「30 minutes night flight」「everywhere(Disc2)」収録)

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3.『冬ですか』

“もう冬ですか 北風ですか

去年と同じ黒のコートで”

もう歌詞の出だしとタイトルが直球で最高だよね。この曲はイントロがクリスマスっぽいシャンシャンした音が入ってて、イルミネーションにきらめく冬の街を歩く時のテーマソング。12月って感じです!

 

秋から冬って、寒くなってくるのと同時に「人恋しさ」や「寂しさ」を感じやすい季節だと思う。もちろんイベントがたくさんあって世間は楽しそうなんだけど、街が楽しそうであればある程、自分の中の孤独やふとした時のやるせなさが浮かんだりして。この季節に思い出してしまう過去の思い出とか、切ないよね。この曲も、軽快な曲調と反対に歌詞はちょっと寂しくて、そのバランスが冬っぽいなぁと大好きな理由の一つです。冷たい風を感じると頭の中に必ず流れ出す歌詞とメロディ。

 (アルバム「夕凪ループ」収録)

 

 

4.『東京寒い』

“早朝6時 東京寒い”

“パーティー明けの 早朝の路地”

この曲も出だしの歌詞とタイトルが直球です。早朝の東京を歩く姿が目に浮かぶよね。

風が冷たくて誰もいない道を歩いてるんだけど、心は少し浮かれたままでウキウキしてるの。そんな曲です。

真綾ちゃんの曲はね、日常に感じた気持ちをそのまま日記に書きとめるような歌詞が、とても好きなところ。この曲も歌詞というより日記のような短いエッセイを読んでいるような身近さを感じる。都会の冬のテーマソングにピッタリ。サウンドも押しつけがましくなくて、BGMになりそうなおしゃれな曲だよ。

(アルバム「FOLLOW ME UP」収録)

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5.『木登りと赤いスカート』

“5年ぶりの大雪の朝 きみと出会った”

雪が降った朝に必ず思い出す曲!

この曲は歌詞がストーリーになっていて可愛い上にめちゃくちゃ切ないんだ…。

天使の僕と少女が出会うストーリーなんだけど、もうね、出だしの歌詞(冒頭に引用した部分)の時点で、少女が外の雪景色を見よう紅潮した顔で窓を開けるシーンが目に浮かぶ。短編映画になってもおかしくない、名曲。雪が降る頃に聴いて下さい。ワクワクした気持ちになれます。

 (アルバム「ルーシー」収録)

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6.『ちびっこフォーク』

この曲は歌詞がというより、メロディが秋冬のイメージで。暖炉の火や焚火を眺めながら聴きたい曲。ギターの音が心地よい。弾き語りのような歌です。

収録されているアルバム「少年アリス」の発売が12月だったのもあって、全体的に冬から春へのイメージの曲が多いですが、少年アリスはもう最高のアルバムなので、ぜひ通して聴いてみて下さい。

 (アルバム「少年アリス」収録)

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番外編:

アルバム『Driving in the silence

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こちらは冬をテーマとしたコンセプトアルバムです。しっとりと家で過ごすようなクリスマスの曲などが入っています。冬がテーマなので、この時期に何か聴いてみたい!という人はこちらをぜひ。あと真綾ちゃんの赤ずきん姿がめちゃくちゃかわいい。アルバムのブックレットをぜひご覧下さい。

 

 

*** 

 

以上です。

とにかく真綾ちゃんの曲を人に勧めたくて、でも語り出すと私の人生を語る勢いの重さになるので、ライト級編としてさっくり書いてみました。どうか、真綾ちゃんの曲をあまり聴いたことがない人たちに届きますように。そして、11月27日発売の新アルバムもたくさんの人が聴いて、話題にしてくれますように!

 

真綾ちゃんの曲をね、語る時は必ずと言っていいほどその時の思い出や体験や、真綾ちゃんの記事とかインタビューも思いだしてしまうので、残りの名曲たちを語るのは次回【ヘビー級編】としてとっておきます。私の人生です。ありがとうございます。

(ところで先ほど抽選応募の記入事項に「好きな曲とその理由(200文字以内)」とあって、感想を書きながら泣きだしたファンです。重い。重すぎる。そもそもどの曲も想いがつまり過ぎていて1曲なんか選べないよ~。ファンのみんなといつか語りたいなぁ。)