マジLOVEキングダムと私のなつやすみ

(*2019/11/06加筆修正)

 

6月14日に「劇場版うたのプリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」が公開されてから10週間、横浜パシフィコでの舞台挨拶回も含め、計32回*1通いました。ファンの間では劇場で鑑賞することを「入国する」と表現するよ。

この、短くも濃い10週間は、大人になって初めてと言えるくらい、我を忘れて夢中になった体験だった。このまま忘れたらもったいないなぁと思ったので、自分のためにちょっと書き残しておこうかなと思う。

以下、この10週間の入国備忘録です。(レポートではないよ)

 

 

※劇場版本編の感想は基本含めず、鑑賞(参加)していた自分の視点を中心に書いています。

 

※以下、「プリンセス」とはうたプリファンの総称です(エンジェルもマイボーイも含め)

 

 

 

 

 

6月14日(初日)


初日の上映行きました。朝一番(8時台)の時間帯に行ったから、全国ファンの中でも鑑賞したのは早い方だったと思う。まずはじっくり観たいから【通常上映】です。

 

第一印象で一番強く残ったのは、キャラでもストーリーでもなくて、「スクリーンの中に私たちファン(プリンセス)が存在している…!」という、歓声のリアルさだった。

正直、ライブの演出についてとかあまり覚えていない。

3期アニメOPでドームライブのカットがあったから、ある程度期待していたのもあったし、これまでアニメでのライブ描写はありえないような派手な演出(飛行船からパラシュートで会場入りしたりとか)が多かったから、劇場版のライブ部分は「意外に現実的だな?」くらいの印象だった。いや、そんなことよりも、観客の声のリアルさが本当に感動して!FTTF曲中の「カルテットナイッ」のコーレスなんか、ついこの間(2018年11月)のカルライ2ndLIVEを彷彿とさせたし、MC部分で観客の誰かがアイドルの名前を叫ぶところとかもう、「スタッフ、私たちのことよく観察してるな??」ってちょっと笑っちゃったよ。プリンセス観察されているwww

 

後になってパンフレットや雑誌の制作インタビューを読んで、制作陣がいかにこの劇場版を全篇ライブとして大事に丁寧に作ってくれたか、その思いやこだわりを知ることができたわけだけど、一番最初に個人的にひらめいたことがあって。たぶん私しか思ってないだろうからここに書き残させて…。それは「もしかしてShining Romance CDリリイベの時のプリンセスの愛が、関係者にも伝わったのかな…?」ってこと。ごめん、たぶん関係ないと思うけど、それでもプリライとはまた違った出来事だったからちょっと書くね。

2017年11月「Shining Rommance」のリリースイベント(MVお披露目会?)が池袋サンシャインの広場で行われたのね。スクリーンにただMVが映って流れるだけなんだけど(※声優さんが来るとか当壇者は全くない)、広間には大勢のプリンセスが集まったんだよね。そしてその誰もパフォーマンスをしていない舞台(スクリーン)に向かって、呼びかけられてないのに示し合わせたようにみんなペンライトを持参してて、曲中「ST☆RISH!」「QUALTET NIGHT!」ってコーレスをしたんだよ。私は現地に参加してないけどあとでツイッターでその様子を知って感動したんだよね…。だって、映像だけだよ?でもそこに、私たちの応援しているプリンス様達が踊って歌ってくれていて、ペンラを振ってコーレスできる空間。あぁもう幸せだな、これを私たちは待っていたんだなって思った。そして、映像に向かってコーレスしちゃうプリンセスたち、最高!!!!私も行きたかったなーーー!!って思ったし、劇場版マジLOVEキングダムを初めて観た時に、その感動が思い出されたんだよね。

もしかしたら制作サイドや、うたプリの良さをそこまで知らなかった人(関係各社の男性陣とか)は、この劇場版マジラブキングダムが全篇ライブパートであることや応援上映ってことに、未知だからこその不安があったかもしれない。でもね、プリンセスはもうとっくの昔に受け入れる準備はできていたよ。そして、そんな私たちのことを信頼してくれて、観察?してくれて、ちゃんとスクリーンの中に繋げてくれてありがとう。ようやく、ようやくうたプリの、ST☆RISHQUARTET NIGHTHE★VENSのライブに参加できました。

 

なんか呆然としたまま帰ってきたのを覚えている。興奮はしてなくて冷静だったけど。じんわりと温かい気持ちになったことを覚えている初回でした。

 

 

6月15日舞台挨拶(昼回)@横浜パシフィコ

運よく2次抽選で舞台挨拶参加に当たり、行ってきました。

その日は大雨で入場時点で軽く混乱。ロビー内もフラスタやタペストリーを撮影したいプリンセス達がいっぱいで、入口からなかなか進まない。あとセトリCDが会場限定特典の告知によって購入列が殺到していたりね。まあ混雑はね、慣れておりますよ、訓練されているプリンセスなので。

でも、もっとゆっくり会場の雰囲気を楽しめたら良かったなとも思っちゃって…。

だって、横浜パシフィコのロビーは赤いカーペット敷きで、足元を見たら本当にお城に踏み込んだように思えたんだよ。この日のためにおめかしした女子たちが集まって、絢爛豪華なフラワースタンドが並んで、等身大のプリンス達のタペストリーが18人分あって…!!!まさに夢の舞踏会への入り口だった。いや、今思い返すととても豪華な機会だった。だって映画の舞台挨拶でパシフィコなんてな?こればかりは発表された時「よくわかっているな♡」と思ったもん。(劇場じゃ絶対収まり切れないプリンセスの数)

 

そして本編スタート。

私は3階席だったんだけど、さすがコンサートホールなだけあって音の反響がすごい大きかった。これは良かった!!!ライブをするのにふさわしい場所だなって思った。舞台挨拶を目当てに来ていたわけだけど、もうここでずっと上映した方がいいよって思った。1回後方席だった同行者はまた聞こえ方が違ったみたいだけど、3階席の私はもうサウンドに身を任せていました。(この日のホールの反響と音の良さが最高過ぎてその後しばらくは通常の劇場上映が物足りなくてね…後に爆音やライブザウンドやウルティラTHX上映してくれるようになって本当に良かった…!音が重要だなって初回から思ってたから…涙)

あと前日に1度見ていたしセトリCDとパンフのコーレスも予習していったので私一人かなりノッていたけれど、たぶんお隣のプリンセスは初見だったかもしれない。ごめんなさい。でも応援上映ってことではしゃいでしまった。ライブ会場だった。本当に。またパシフィコで上映やって欲しいよ。

 

 

2週目~4週目

コースター特典が発表されて阿鼻叫喚w ここからめちゃくちゃ通うことになった週の始まりです。

正直なところ、私は当初は、劇場版(アニメ)にあまり期待をしていなくて、ランダム商法が嫌でムビチケも買っていなかったんだよね…。(同じような記事を書いてる人を読んでほっとした) だからクリアファイル付きの前売りを1枚だけ。あとは何度か行けたらいいなってくらいの気持ちで。でも入場特典は欲しいって思いに負けて、2週目は1日で3回入国をする。自分がおかしくなったな?って思い始めたけど、全然後悔しなかった。むしろ楽しい。ランナーズハイみたいな。

4週目は金曜4回土曜2回というスケジュールを一人で慣行している。(24時間内で5回入国していた)もうこの頃は、応援上映が、ペンラを振ってコーレスで声を出すのが楽しくてしょうがなかった時期。普段ほとんどライブという空間に行かない私が、自分の新たな一面を知った気がした。「あぁ、ツアーを全通する人の気持ちってこういうことなんだろうなぁ~~」って。なんか一日に3回4回も入国すると体力が奪われるんだけど、反比例するように気力が満ちるんだよね。もう中毒だねって人にも言われたね。知ってる♡

あと3週目で初めて池袋シネマサンシャインに入国できたんだけど(閉館する前)、後ろからコーレスがすごい綺麗に聞こえて「この会場は音響がわかれてるのかな~後ろからの歓声すごいな~」って思ってたら、まさかのリアルのプリンセス(観客)の声だったの。びっくりしたよね。めっちゃ統率されてた。おぉ…歓声のプロがいる…ってビビったけど、これもうたプリだなって私は楽しかった。(ウルブラの後にスタリの名前を呼ぶ独自のコールをここで初めて知る) 後になってここで知った歓声が全国に広まっていて、プリンセスの波及力~~って感じたよね。

 

あ!それと、この時期に川崎チネチッタのLIVEZOUNDに出会って感動した!!なんで限定なんだ~~~ってもう帰りに次回のチケットをとるくらい最高だった。やっぱり爆音上映ですよ、ライブ感満載だった!あと思いっきりコーレスしてもそれ以上にスクリーンの音が大きいってのも良かった。私の中でパシフィコの次にこのLIVEZONDが好きだったな。これならいくらでも金を出していいって思えたもん。

 

 

5週目~7週目

はい、ブロマイド特典週の始まりです。

まさか週替わり特典をこんなに種類用意しているとは思っていなかった。だって当初5週目までしか得点発表されてなかったじゃん…だから、「あれ?もしかして上映は1カ月で終わってしまう…??」って不安になって4週目の時点で焦って18回入国していたんだよね。まだ続くんだ~良かった~~と一安心しつつ、同時に「まだ闘いは続くのね…」と戦々恐々とした瞬間でもあった。そしてなぜ私は前売りを1枚しか買っていないんだ??と後悔したりね。遅いね♡


あと確か7月入った辺りからかな、うたプリを知らなかった人が初めてマジラブキングダムに入国したレポとかブログ記事を見かけるようになって、読んだの。プリンセス達とは違った視点で熱く語ってくれているレポが多くて楽しかったし、そういう見え方もあるんだぁ~ってこちらも新たな発見が多かった!

実は、劇場版始まる前に、うたぷりのファンが年月と共に減っていくのが悲しくてどうにか若い層や新しいファンが増えないかなー!って期待していたんだよね。劇場版ならアニメシリーズやゲームと違って短い時間でうたプリを宣伝できるね!って思っていたし、今やいろんなアイドルものの作品があるけど、「ST☆RISHは3次元でいえば嵐みたいな人気の存在なんだよ!!」(わたし説)って伝えたかったから。だから他のジャンル界隈の人達が噂を聴きつけて劇場へ足を運んでくれて、その新鮮な感想を読むのがとても楽しかったし嬉しかった!!いつも狭い世界にいた視野がパァって開けたような体験だった。それをツイッターのつぶやきだけじゃなくて、はてなブログ記事で読めたことも大きかったな。私も長文を投稿しようかなって踏み出すきっかけになったから。

 

あと、これまでの週は全身全霊応援上映!って感じでノッていたけど、この辺りから冷静に観察をし始めた時期。よく見ていなかったキャラの動きとか、MCのセリフの言葉の意味とか考えながらじっくり味わいながら鑑賞。深い。深すぎる。誰だよMC長いって言ったやつ!あんなんセリフ一つ一つに隠された重い噛みしめてたら一瞬だわ!!(そしてそこーー!途中退場するんじゃない!!イミガワカラナイ…タッタノ90分、座ッテイラレナイノ…?)

もうさ~~~、いや……本編に関してはここでは書かないけど、でも、劇場版マジラブキングダムには私たちが “涙して…愛した 歴史の答え” が詰まっているわけですよ…。そしてアンコールも、上映前と上映後の挨拶ナレーションも、もう一瞬一瞬が奇跡の瞬間なわけ。いやもう20回越えてからの入国では、初回とは違う別の感動が生まれていたね…。

確かに入場特典に釣られてきてはいるけれど…いるけれどもっっ…!もう入国しないではいられない身体になっている。セトリ曲を聴けば身体が勝手に振り付けを再現する。毎日が楽しくてしょうがない。

ちなみにこの頃は外で食事をするのも惜しく(そのお金でもう一度入国したいから)かな~~り痩せました。あと、食べなくても心が満ちたりているから超・元・気。まさにシャブ。夜遅くにチケ取り戦争したり、朝一で電車乗って劇場行ったりね、もう大人なのに入国に関しては夏休みの学生並にパワフルです。基本ずっと一人で行動していたけど全っ然っ、気にならなかった。だってツイッターにいつも同志がたくさんいたから。全国にプリンセスがいて、みんなが同時期に同じものを見て感想を言い合っている、すっごい、すっごい嬉しい時間空間だった。ライブが終わってもこんなに楽しいなんて、本当にマジラブキングダムはすごいな?って。

あと、気がつけばHE★VENSにどっぷりはまったのに気がついたのもこの時期。たぶん他のプリンセス達もそうで、急にヘヴ人気が高まってきた時期だったよね。ライブパフォーマンスで誰もが魅了されてしまったのはもちろんだけど、みんな何度も入国することでへヴへの理解が深まったからというのもあるよね。(この辺は長くなりそうな話題なので割合)

 

 

8週目~10週目

銀テ特典の特別上映がありました。

みんなツイッターでも、あのED最後に映る銀テープ欲しいねって言っていた願いが叶ってしまったね。さすが、夢は(言えば大体)叶ううたプリ!!

 

いや、この週替わりアンコールといい、銀テといい、実在感が、すごくない???
私はうたプリの素晴らしさについては、「音楽」と、もう一つ大きな点が「実在性」だと思っていて、いつも他人にうたプリを勧める時にそこを強調したいんです。「キャラクター」じゃないんだよ、いるんだよ実際に!!って。この実在性についてだけでも論文書こうかと思ったくらい。すごい作りこまれている世界が、私の好きなうたプリの魅力の一つで。だからね、この劇場版についてはそれをまさかこんな形で私たちに見せてくれるなんて思っていなくて、もう5週目の全員アンコール回からずーーーっと、心の中で泣いていた。本当に涙してるプリンセスも多かったよね。わかる…わかるよ……!!

上映後挨拶(3人ver.)で、音也の「君の名も含め…」で泣かないプリンセスはいないでしょぉぉ~~~~!


もうね、これだけ観てたらさすがに次のシーンのカットとかセリフとか全部わかるんだけど、一周まわって初見の気分でした。入国30回目辺り。純粋に「ありがとう」の気持ちしかない。ありがとう!このライブをしてくれて!!ありがとう!私たちを「好きだ」って「愛してる」って言ってくれて!!!(涙)(涙)

 

ラスト全員曲の「マジLOVEキングダム」が天才的な歌詞「僕は大事に、君を愛せてるかい?」という言葉から始まるんですけど、もう、私の気持ちもそれです。そのままです。

私たちは、ちゃんと好きだって気持ちがあなたたちに届いていますか…?

何もできていないんですけど…本当に…。なんで私たちが感謝される立場にいるんだろう?っていつも泣いてしまう。私たちがこのライブに「スタリやカルナイやヘヴンズ達を連れてきた」って本当に言えるのかな…?って。むしろ私たちをこのライブに招待してくれてありがとう。ありがとうスタッフ。原作者様。監督。スポンサーはじめ企業の皆さん…。ありがとう、うたプリ……!! ここまでずっと追ってきて、なんだか本当に思いが伝わったんだなぁ、やっと相思相愛の関係になれたんだなぁっていう感動でいっぱいです。いつも過去ばかり振り返ってしまってごめんなさい。私たちが支えるって自信を持ちたい。過去じゃなくて今を、そして未来を見ていきたい。

 

 うたプリは来年で10周年です。いろいろ不安もあったけど、

「そして、これから始まる未来に」って歌ってくれたので。

私たちも、王国民として胸を張って、未来を生きようと思います。

 

 

ありがとうマジLOVEキングダム!

ありがとう、うたプリ!!!

 

 

初日から入国2か月半の期間の備忘録でした。 

※この後まさかの延長に次ぐ延長で11月現在まだ特別上映してくれていることに震えております。

そしてU-NEXT配信による自宅入国も可能に…!この辺はまたその内記録に残したい♡

 

 

※この記事は個人的な思考と解釈と視点によるもので、公式様に迷惑がかかるような点がありましたら速やかに修正いたします。

*1:10月末時点で合計37回に更新されました